【伊丹南野校】尼北
こんちには!伊丹南野校です。
今回は尼崎北高校(尼北)について書きます。
この学校は、良く言えば生徒の自主性に任せる自由な校風。悪く言えば放任主義。
使用している教材はハイレベルなものが多いです。難関校を目指すなら必要ですが、入学生のレベルから考えると、その教材を使いこなすためのサポートが足りていないように感じます。一方で、中間から下の学力の生徒のために、難問を間引いてやるなどの配慮も必要だと思います。
「頑張っても尼崎稲園には敵わないし、中の上ぐらいの現状のままでいいや。。。」という印象です。
昔の県立伊丹はそうでした。しかしながら、(賛否両論ありましたが)校長の強いリーダーシップのもと、進学校として上を目指すという校風に変わりました。
課題や小テストの実施などは、稲園や宝塚北といった各市のトップ校をイメージしているように思います。
尼北はそういった「強制的にやらなければいけない勉強」が少ないです。
「生徒に任せる」というのは聞こえはいいですが、その下に、学校及び先生方の「こうありたい」という強い意志があるべきだと思います。尼北だけのことではなく。
その強い意志を私立では「建学の精神」といい、公立よりもしっかり根付いているものです。私立は転勤がありませんから、先生の想いがドンドン蓄積していくのです。
一方、公立も「校訓」がありますが、ただのキャッチフレーズ化しており、具体的にそれを成す為の教育が行われているとは言いがたいですね。
尼北の話に戻します。
自主的に勉強できる子にとっては、強制されないために自分のペースで進められ、尼北に合っていると思います。
課題や小テスト勉強に追われて心身的に参ってしまうような子にもオススメです。
(ただ、体育は「さび落とし」と呼ばれるキツめのトレーニングが入学直後に待ち受けています。)
通っている生徒からしたら、全然悪くない”普通の高校”です。
どんな場所でも不満は出てくると思いますが、致命的な不満は聞こえてこないので悪くないのでしょう。
なんか悪く言い過ぎましたのでフォローしておきます(笑
ただ、やれと言われなければやらない体育会系の子には断然県高をオススメしたい。少し前と比べて偏差値に差がついてきてしまったので、行きたくても行けないという状況になってしまいましたが。
次回は、伊丹の伝統校である県立伊丹高校についてお話します。
ではまた。