【伊丹南野校】怠惰を求めて勤勉に行き着く
こんちには!伊丹南野校です。
今回は、勉強における計画性について語ります。
中高生でいうと、
「テスト前に楽をするため、学校課題を早めに終わらせよう!」
とする子が計画性があると考えます。
中1の2学期くらいになれば、定期テストのときに提出しなければならない課題の内容は把握できます。
課題の範囲が出ていなくとも、少なくとも前のテスト範囲の続きからやり始めればいい。
どこまでが範囲かわからないけど、範囲外をやってしまった所は次の提出範囲になるだけで無駄ではない。
こういうことができる子は、実際に課題が早めに終わっても、テスト直前にサボるようなことはしないのが強い。課題を一通りやっただけでは身につかない暗記モノを詰め込んでいきます。
『怠惰を求めて勤勉に行き着く』
これは「麻雀放浪記」に出てくるギャンブラーに対する言葉ですが、勉強にも仕事にもあてはまる素敵な言葉です。サボりたいっていう思いで気が付いたら頑張ってる。
小学校の夏休みの宿題では、「7月中に終わらせるぞ!」などと気合を入れてやっていた子もいたはず。中学の課題は、「夏休みの宿題!」ほどの特別感がなくなり、燃えるものがなくなってしまうんでしょう。
あと、問題が難しく自力で解けないのが嫌、というのも後回しにしたくなる要因。うん、わかるけど。
計画性というと、スケジュールをたてて毎日こつこつ頑張るというイメージですが、中学生にそれはハードルが高いと思います。
計画を考えてなくても、結果的には計画的に勉強できていればよい。サボりたいという欲求に従って頑張って欲しい。
次回は、エビデンス(根拠)のある教育理論について語ります。
ではまた。